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美しくなる…とは??

美しくなる…とは??

日本舞踊を通じて「美しい人」になる?!

HPのトップにも日本舞踊を通じて「美しい人」になるためのお手伝い。とありますが…美しい人とはなんぞや??

と言うわけで、私なりの「美しい人」を考えてみましたq(q'∀`*)

その① 人は変化、変身が出来る!

人は変化、変身出来る!と私は思っています。

日本舞踊を通じてどんな変化や変身が出来るか。

一番わかりやすいのは《姿勢》です。

お稽古で、私は体幹を意識した姿勢を重視しています。これは自身も師匠にそうした稽古を重ねていただき、体型の変化を実感したからです。

まず、大学を卒業して現師匠の元へ通う様になってから背が1センチ伸びました笑

それから、今までキツかったスカートやワンピースが入るようになりました。
これはダイエットをしたからではなく、姿勢を意識することによって筋肉が付き余分な脂肪が落ちたからです。ちなみに痩せやすくもなりました。

しかしながら、体幹を意識して動ける(踊れる)ようになるまでには凄く時間がかかりました。未だに難しく苦戦しています。少しずつは出来ていると思うのですが…一生の課題かも知れません。

なので、お弟子さんにはとにかく姿勢と体幹!
そこを意識してお稽古をしています。
肩が巻いていないか。
首が突き出ていないか。
お腹を突き出してないか。
重心はズレていないか。
…細かい事を上げるとキリがありませんが、一つその日気をつける事を決めてからお稽古をしています。

この積み重ねでかなり身体が変わって来ます。
そして、実際に本人の意識が変わってきます。
本人の意識が変わると踊りも変わってきます。

実際の生活に日本舞踊は必要ないかも知れませんが、日本舞踊を習う事で私生活での姿勢も変わると色々と良い事があると私は思っています!

「美しい人」になるためのお手伝いの一つでしたヾ(*´▽`*)ノ

その② 見られている意識!

お稽古をしていると少なからず師匠に見られているわけです。
つまり《人の目》がありますよね。
これが凄く大事だと思っています。

人の目を意識すると自分の姿勢や身だしなみを少し意識しませんか?

どうせ私の事なんて気にしないだろう。
見てないだろう。

って言葉を聞きますが、そんな事ありません!
私は見ています!!
そして、努力は必ず報われますq(q'∀`*)

例えば…

◯ぐずぐずになってしまっていた着物が綺麗に着られるようになった。→綺麗に着る勉強や工夫をしてくれているな。私のアドバイスも取り入れてくれて嬉しい!

◯立ち座りがスムーズになった。→お稽古を通じて立ち姿の研究や意識を改善してくれている。ストレッチもして次のお稽古では更に動きやすくなる様に努力してくれている。

◯身だしなみに気を使ってくれている→マスクを外したら口紅を塗ってくれていた方がいらっしゃいました。見えない所でもお洒落をする意識が素敵だな!と思いました。私も見習わなくてはヾ(*´▽`*)ノ

◯お稽古以外の事も意欲的に取り組んでくれる→浴衣しか着れなかった方が、着物の着付けにも挑戦!さらにはお太鼓結びにも!!
現状に満足せずに次の目標を見つけて果敢に挑戦してくださる向上心を見るともっとその人の為になる事をしたくてワクワクします。

他にも小さな気付きがたくさんありますが、お稽古中だけで無く、その前後でも見られている《人の目》を意識するだけで色々な面で向上できるのでは無いか??と思っています。

その③ 人に対する思いやり。

お稽古場には様々な年代の方がいらっしゃいます。そのため普段は接する事の少ない年代の方達同士のコミュニケーションが育まれます。

そして、何より私のお稽古場で大切にしているのは挨拶です。
先生へはもちろんですが、お稽古を待っている人が居れば「お先にありがとうございました」帰る際は「お先に失礼します」の挨拶を心がけてもらっています。
本人(特にお子さまなんか)は何故そのような挨拶をしなければならないのか、わかっていないかも知れません。私も理由はあえては言いません。
しかし、そこには相手を思いやる気持ちが隠れている事にいつか気付いてもらえたら嬉しいです。

私もそうでしたので(p*'∀`*q)


そして、これは余談ですが。
以前SNSで、伝統芸能系の習い事で新札でお月謝を払うように言われた。と書いてあったの見たことがあります。どういう場面で言われたのかはわかりませんが……

仮に自分が相手の立場に立った時に、どのようなお札でもらったら気持ちが良いか。
ちょっと考えたらわかりますよねq(q'∀`*)
私も人にお金を払う際はなるべく綺麗なお札で払うようにしています。綺麗なお札がない時は一言「折れててごめんね」など添えるようにしています。

それぞれの都合がありますから、絶対こうしなきゃいけない!という事はありませんが、相手の立場に立ってどうしたら気持ちが良いか。
それを考えるのも《思いやり》の一つだと思っていますし、美しい人(心)だと思っています。

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